青い青い空③
映画の撮影のクランクインの日は、風も強くさむーい日で舞阪の港をみんなで歩きましたが、あっという間にあつーい夏がやってきましたネ。
震えながらの撮影を思い出します。
青い青い空の作文紹介の4作品目
今回は、学級委員グループのみき役の彩香さんの作文を紹介します。
まだ肌寒い3月の終わりが、書道ガールズのクランクインでした。
私がお芝居を始めたのは、中学生2年生の時です。
演技を知っていくうちに、いつも演技のことを考えているくらい大好きになったのですが、そんなときに受けたのが『書道ガールズ』のオーディションです。
どうしてもこの作品に出演したくて、太田監督の前作の『ストロベリーフィールズ』や、その他たくさんの作品を観て演技の研究をしたり、これをきっかけに書道も習い始めました。
だから、この作品でミキという役をいただけたのが本当に幸せで、1シーン1シーン噛み締めながら演技しました。
実際にカメラの前で演技することにまだ慣れていない私に、監督さんが細かく丁寧にアドバイスしてくださったのがすごく勉強になり、それをひとつひとつ直したり、
ひらめいたことを取り入れたりしながらやっていくのが本当に楽しくて夢中でした。
この映画のロケ地は、ずっと浜松に住んでいる私もびっくりするくらい自然が美しいところばかりで、遠くの観光地に来たような不思議な感覚でした。
これも、監督が長い時間をかけてロケ地を探されたからこそのものだと思います。
もう一つ心に残っているのは、実際は相手がいないところで、いるという設定で撮影をしたシーンです。
イメージするのは難しいのですが、そこに相手が見えてきたときは『これだ!』と思って嬉しくなりました。
撮影はあっという間に過ぎて、4月の半ばにクランクアップしました。
この『書道ガールズ』の撮影は、いままで行かせていただいた撮影の中でも特別です。
一体感をこんなに感じるのも初めてでした。
終わってしまったのが寂しいです。
監督さん、スタッフさん、そして役者さんたちに教えていただいいた沢山のことを、これからの演技に必ず生かしていきたいと思っています。
この現場は絶対に忘れられません。
そんな『書道ガールズ』に出演させていただいて、
本当に、本当にありがとうございました。
大道 彩香
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